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中村晋第一句集。
金子兜太主宰俳誌「海程」発表句を中心に、259句を収録。
解説・宮崎斗士。
四六判/168ページ/並製/2019年
発行者 BONEKO BOOKS
※著者の希望により、2022年5月27日以降、句集の売上(諸経費を除く)は「311甲状腺がん子ども支援ネットワーク」に寄付されます。
句集が福島の若者たちの後押しとなりますよう、願っています。
在庫あり
説明
俳句とは座の文学、人と人との出会いの文学。この句集を読むと、私たちの世界がいかに光というものに彩られているか、ということに思い当たる。(宮崎斗士解説「ごっつんこの光」より)
蟻と蟻ごっつんこする光かな
東北は青い胸板更衣
夜学の参観あいつの父が仕事着で
灯と林檎灯と林檎灯と林檎売り
ひとりひとりフクシマを負い卒業す
春の牛空気を食べて被曝した
夫婦喧嘩につつーっと降りて蜘蛛光りぬ
フリージアけっこうむずかしい平凡
(帯より)